技術や知識の継承
大学チームの大きな課題は、約3 年でチームのメンバーが入れ替わるため、設計、解析、最適化の技術やノウハウがうまく伝わらないことです。Grandelfinoでは、後任の育成へ力を入れていて、毎年ゼロから学びなおすことなく、年を経るごとに車両をレベルアップできるよう伝承しています。
具体的には、学年ごとに各パーツの担当者を設け、これまで継承してきた技術や知識を絶やさないようにしています。もちろん、活動を途中でやめてしまう人もいますが、前任者が更に下の学年のパーツ担当者に引き継ぐことでノウハウを伝承できています。
結果
使用したすべてのCAE ソフトの中で最も直感的インターフェースを持つアルテアのInspire やHyperWorksでは、エラー修正や条件入力にかかる時間を大幅に短縮し、設計の効率化を達成できました。また、手計算値と実測値間でおおよその一致も確認でき、CAE 解析の結果の信頼性も十分確認できました。
今後の目標
今後も毎年車両の改良を重ね、日本での優勝はもとより、海外での大会に出場し優勝することも最終的な目標のひとつです。
そのため、現在の分野に加え、モノコックの局部剛性値の算出や、サンドイッチパネルの様々な荷重条件(特にTear Out・Punch 等のせん断引張、圧縮が複雑に加わる条件)における破壊則の正確な算出(SES のための試験回数の削減)にも取り組んでいきたいと考えています。